私が孤独だった中途入社1ヶ月目のリアル

はじめに:孤独は“静かに”やってくる

中途採用で入社して最初の1ヶ月。
それは、見た目以上にしんどい時間でした。

「誰かに話しかけたいけど、タイミングがつかめない」
「歓迎ムードは最初の2日だけだった気がする」
「このままずっとひとりかも…」

今回は、そんな私のリアルな1ヶ月目の体験を、できるだけそのままの言葉で振り返ってみます。

同じような状況にある方に、少しでも「わかる…」と思ってもらえたら幸いです。


【1週目】“笑顔”が終わったあとの静けさ

入社初日、いろいろな人が「よろしくお願いします」と笑顔で声をかけてくれました。
その日は「ここなら頑張れそう」とさえ思いました。

でも、2日目から空気が一変します。

  • 昨日と同じように挨拶しても、うなずかれるだけ
  • 昼休みに話しかけられることもなく、スマホを見る時間が増える
  • 休憩室での会話に入れず、「ここにいていいのかな」と感じる

表面的には何も問題は起きていません。
でも、“自分がそこにいる意味”が見えない時間が続くのです。


【2週目】話しかける勇気が出ない

1週間が過ぎると、「そろそろ馴染まなきゃ」という焦りが出てきます。
でも、その気持ちとは裏腹に、ますます自分から話しかけられなくなりました。

  • 「忙しそうだから話しかけたら迷惑かも」
  • 「話しかけて変な人って思われたら嫌だな」
  • 「あの人、まだ私の名前覚えてないかも」

毎日が、勝手な自己否定との戦いでした。
孤独というより、もはや“自己防衛の連続”だったと思います。


【3週目】「辞めたい」が頭をよぎる

3週目になると、朝起きた瞬間から気持ちが重くなります。
通勤電車で「あと何駅で会社か…」とカウントダウンする毎日。

「この環境で半年とか1年とか、無理かもしれない」
「いっそ、辞めてしまったほうがラクかも」

そう思いながらも、「辞める勇気」もない。
これが、中途採用者が感じる“どっちにも進めない苦しさ”なんだと今は思います。


【4週目】少しずつ“つながり”の兆しが見えた

そんな中で、ある日ちょっとした転機がありました。

帰り際、ある先輩社員が「今日、大変でしたね」とポツリと声をかけてくれたのです。

ほんの一言。それだけで、少し救われました。

そこから私は、「がんばって馴染もう」より、「がんばって話しかけすぎない」ことを意識するようになりました。

  • 無理せず、できるときにだけ話す
  • すべての人に好かれようとしない
  • 「一人でいる自分」を責めない

すると少しずつ、昼休みに雑談に混ざれたり、軽く相談されたりする場面も増えてきました。


おわりに:1ヶ月で“解決”はしなくてもいい

孤独な1ヶ月を過ごして気づいたことがあります。
それは、「1ヶ月で完全に馴染む必要なんてない」ということです。

むしろ、最初の1ヶ月は「職場の空気を知る期間」「無理せずやり過ごす期間」として割り切ってしまっていい。
完璧を目指すより、つまずきながら少しずつ“自分の居場所”を作っていけばいいのです。

あなたが今、孤独を感じていても、それはごく自然なこと。
このブログでは、そんなあなたの悩みに少しずつ寄り添っていきたいと思っています。


次回は、「中途採用者がやりがちな“職場で孤立を深めるNG行動”」をテーマにお届けします。

また読みに来てくださいね。

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