「気づけば、いつも“周りに合わせてばかり”」。
相手を不快にさせないように、波風を立てないように──。
でも、ふと気づくと自分の気持ちがどこかに置き去りになっていませんか?
まじめでやさしい人ほど、相手の感情を敏感に読み取ります。
だからこそ、人に合わせすぎてしまうのです。
ここでは、そんなあなたが少しずつ“自分”を取り戻すための3つの習慣を紹介します。
共感:やさしさが、時に自分を苦しめる
「嫌われたくない」「場の空気を壊したくない」。
その想いが強いほど、自分の意見を飲み込んでしまう──。
でも、相手に合わせるばかりの関係は、いつか息苦しくなります。
本当のやさしさは、“自分も大切にするやさしさ”。
まずは、自分の感情に気づいてあげることから始めましょう。
解決策①:自分の「小さなNO」を拾う
「これ、ちょっと違うな」と感じた瞬間を見逃さない。
それが、自分を取り戻す第一歩です。
いきなり主張しなくても構いません。
まずは心の中で「今、無理してるな」とつぶやくだけでもOK。
その“気づき”こそ、あなたの心を守るサインです。
解決策②:相手を優先する前に、自分の心を確認する
つい「相手がどう思うか」を優先してしまうとき、
ほんの数秒でいいので、自分に問いかけてみてください。
──「私は、どうしたい?」
この短い問いが、他人軸から自分軸へと戻るスイッチになります。
小さな確認の積み重ねが、あなたらしい判断力を育てていきます。
解決策③:“がんばらない時間”を予定に入れる
誰かの期待に応え続けると、心のバッテリーは確実に減っていきます。
だからこそ、あえて“がんばらない時間”を予定表に入れましょう。
お気に入りのコーヒーを飲む。散歩する。
スマホを見ないで、空を眺める──それだけでも十分です。
「何もしない」を“ちゃんとする”。それが、自分を取り戻す時間です。
まとめ:やさしさを、自分にも向けよう
人に合わせすぎるのは、あなたが誠実で思いやりのある証拠。
でも、そのやさしさを少しだけ自分にも向けてください。
自分を後回しにしないことは、わがままではありません。
それは“心のバランス”を取り戻す大切な習慣です。
📘 書籍紹介
『丁寧すぎるさんのための仕事・人間関係力の抜きかた』(みさきじゅり/三笠書房)
「周囲に気を遣いすぎて疲れる」「相手に合わせることが多い」──そんな“まじめでやさしい人”のための実践的な一冊。
本書では、相手を大切にしながらも、自分をすり減らさない方法を、具体的なケースとともに紹介しています。
👉 こんな方におすすめ
- 人間関係でいつも気を張ってしまう
- 「NO」と言えずに後で後悔することが多い
- もっと自然に人と関わりたい
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