「あの人、悪気はないのかもしれないけど、なんか疲れる…」
「距離をとりたいけど、仕事上は関わらないといけない」そんな“ちょっとしんどい人”との関係、あなたも経験ありませんか?
中途で職場に入ったばかりの私は、ある人とのやりとりで毎日ぐったりしていました。
怒鳴るわけでも、嫌がらせされるわけでもない。
でも、いつも否定的、皮肉っぽい、距離が近すぎる…
今回は、そんな人との“無理せず関係を保つ距離感”について、私の体験をもとにお話しします。
1. その人の「しんどさ」を明確に言葉にしてみる
「なんか苦手」で済ませてしまうと、モヤモヤが続いてしまいます。
一度、自分の中でその“しんどさ”を言語化してみましょう。
たとえば:
- 話すといつもネガティブになる
- 急に距離を詰めてくる
- 小さなことで責められる感じがする
自分にとって何が負担になっているのかが分かると、距離をとる理由も自然に納得できるようになります。
2. 心の中で“線引き”をする
「この人と無理に仲良くならなくていい」
「これはこの人の問題で、自分の責任ではない」
そうやって**“心の境界線”を意識するだけで、心のダメージはぐっと軽くなります。**
私は毎回「この人の言葉は“個人的な意見”でしかない」と思うようにしたら、必要以上に傷つかなくなりました。
3. 距離のとり方は“見えない工夫”で
職場で露骨に避けるわけにはいかないけれど、小さな工夫で距離は取れます。
例:
- 必要な会話は最小限+笑顔は添える(あくまで礼儀正しく)
- 雑談には入らないが、業務連絡はきちんとする
- 「すみません、◯◯の件で急ぎ対応中で…」と逃げ道を用意する
「嫌ってる」と思われずに、**関係を保ちつつ自分を守る“適度な薄さ”**を意識すると楽になります。
4. “安心できる人”との関係を増やす
職場にひとりでも「安心して話せる人」がいると、しんどい人の影響は薄れます。
私は休憩時間に少しだけでも雑談できる人ができてから、気持ちがかなりラクになりました。
人間関係は、“嫌な人”を変えるより、“安心できる人”とつながる方が、心の安定につながります。
最後に:自分を守る距離は“わがまま”ではない
しんどい人との距離を保つことは、逃げでも、冷たいわけでもありません。
それは、自分の心をすり減らさず、職場で健やかに働くための方法です。
「無理に仲良くする必要はない。適度な距離を取って、今日も自分のペースで働こう」
そう思えるだけで、職場での息苦しさは少し軽くなります。
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