「誰にも話しかけられない」
「会話に入れない」
「ここにいていいのか分からない」中途採用で入社して間もないころ、私も毎日のようにそう感じていました。
このままここに居てもいいのか――。
誰かに必要とされていない気がして、どこにも“自分の居場所”がないように思えた時期がありました。
でも今振り返ると、そんなときに「やってはいけないこと」がいくつかあると強く感じます。
今回はそのポイントをお伝えします。
やってはいけない①:自分を責めすぎる
「自分に問題があるから居場所がないんだ」
「もっと明るくできていれば…」
そう思って自分を追い詰めてしまうのは、最もやってはいけないことです。
私自身、何度も「自分はダメだ」と心の中でつぶやいていました。
でも、その状況をつくっているのは、必ずしもあなたのせいではありません。
- 職場の人間関係が固まっていて入りづらい
- 教える文化がない
- 無言の上下関係が強い
環境による影響もとても大きいんです。
「私が悪い」と決めつける前に、少しだけ立ち止まって、状況を冷静に見てみてください。
やってはいけない②:誰とも関わらなくなる
「もう関わらなくていいや」
「話しかけられないなら、こっちからも何も言わない」
そうやって心のシャッターを下ろしてしまうと、さらに居場所が遠のいてしまいます。
私もその時期がありました。無言で過ごし、必要最低限の会話だけで終える日々。
でも、実は**「話しかけにくい人」になってしまっていたんです。**
無理に馴染もうとしなくていい。
でも、「挨拶」や「一言の返事」など、小さなつながりだけは残しておくことが大切です。
やってはいけない③:「自分はここにいても意味がない」と決めつける
居場所がないと感じると、次第に「この職場に必要とされていない」と思い込みがちです。
でも実際は、仕事の内容をちゃんとやっているあなたを見てくれている人がいることもあります。
言葉にしてもらえないだけで、信頼が少しずつ積み重なっている可能性もあるのです。
自分の存在価値を“今の感情”だけで判断しないでください。
最後に:居場所は「つくるもの」でも「勝ち取るもの」でもない
居場所とは、**“自然にできていくもの”**だと私は思います。
そのためには、あなた自身が壊れてしまわないように、まずは自分を守ることが何より大切です。
- 「自分を責めない」
- 「関係をゼロにしない」
- 「存在価値を急いで決めつけない」
それだけで、きっと少しずつ心の居場所が戻ってきます。
焦らなくて大丈夫。
私にもそんな時間があったから、あなたもきっと乗り越えられます。
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