先輩や同僚から説明を受けたあと、
「ここまでで何か分からないことや質問はある?」
と優しく聞かれたとき。
頭の中が整理できておらず、
何が分からないのかすら分からない状態なのに、
反射的に「大丈夫です、理解できました」と
答えてしまった経験はありませんか?
後から自分のデスクに戻って一人で画面と向き合ったとき、
「やっぱり全然分からない…」
「なんであのとき正直に言えなかったんだろう」
と強い自己嫌悪に襲われてしまう。
「質問もできないなんて、仕事ができないと思われるんじゃないか」と
冷や汗をかきながら、
一人で必死に調べるうちに時間が過ぎていき、
静かに追い詰められていく中途採用の方は本当に多いものです。
「大丈夫です」と言ってしまうのは、あなたが相手の時間を大切にしているから
本当は分からないのに咄嗟に嘘をついてしまった自分に対して、
「自分はなんて見栄っぱりなんだろう」
「素直になれない不誠実な人間だ」と、
自分を責めてしまいがちです。
けれど、あなたが「大丈夫です」と言ってしまったのは、
決して見栄を張りたいからでも、
相手を騙したいからでもありません。
「これ以上相手の時間を奪ったら申し訳ない」
「忙しい相手の手を止めさせてはいけない」という、
あなたの強い気遣いと配慮があったからこそ、
とっさに相手を解放しようと言葉が口から出てしまったのです。
あなたのその嘘は、相手を思いやる優しさから生まれたものであり、
決して責められるべきものではありません。
質問できない自分をそっと緩める3つの視点
・「何が分からないか分からない」と素直に伝えてみる
質問は、
完璧に整理してから投げなければいけないわけではありません。
「すみません、情報が多くて今どこが分からないかが分からなくなってしまったので、一度整理してから改めて質問してもいいですか?」
と伝えてみてください。
それだけで「状況を整理しようとしている真面目な人」という印象に変わり、
相手も安心して待ってくれます。
・「大丈夫です」と言った後の「訂正」を自分に許す
一度「大丈夫です」と言ってしまったからといって、
永久に質問してはいけないルールはありません。
「先ほど大丈夫と言ったのですが、
自分で進めてみたら〇〇の部分でつまずいてしまいました」と
後から前言を撤回しても大丈夫です。
作業を進めたからこそ見えてきた疑問なのですから、
堂々と聞いていいのです。
・完璧な理解を目指さず「今の自分にできる1歩」だけ確認する
全体像をすべて一度に理解しようとすると頭がフリーズしてしまいます。
「まずは最初の〇〇の作業だけ合っているか確認させてください」と、
作業を小さく分解して確認してみてください。
一歩ずつ進めることで、手元の焦りは確実に静まっていきます。
焦って完璧な中途採用者になろうとしなくて大丈夫
分からないことを分からないと言えず、
一人で抱え込んでしまう時間は、
まるで暗闇の中で出口を探しているかのような
強い不安を感じるかもしれません。
でも、最初から何でもスマートに質問して
理解できる人なんていませんよ。
失敗しながら、つまずきながら、
少しずつ新しい職場のやり方に慣れていけばいいのです。
今夜は
「気を使いすぎて本当のことが言えなかったね、お疲れ様」と
自分に優しく声をかけ、
あたたかいお茶でも飲みながら、
緊張で硬くなった心をゆっくりとほぐしてあげてくださいね。
おすすめの本
「自己肯定感」低めさんが無理なく幸せになる方法 ISBN: 9784799326886
周りの期待に応えようと焦ったり、「自分はダメだ」と責めてしまいがちなときに、ありのままの自分を受け入れて心を軽くするヒントをくれる実在の書籍です。仕事でうまく質問できず、「使えないと思われたらどうしよう」と不安を抱える中途採用のあなたが、無茶な背伸びをやめて自分のペースを守るための優しい視点が綴られています。
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