「周りに気をつかってばかりで、毎日ぐったり…」
「自分さえ我慢すればいいと思って動いてしまう」職場で、こんなふうに感じていませんか?
私自身、中途入社して間もない頃、
「新人なんだから」と思って常に周囲に気を配り、遠慮し、空気を読み…
気づけば、家に帰って何もしたくないほど心が疲れていました。
今回はそんなときに“心のバランスを取り戻すヒント”をお伝えします。
1. 「気をつかってしまう自分」を否定しない
まず、気をつかってしまうこと自体は悪いことではありません。
- 人の感情を察する力がある
- 細かい配慮ができる
- 優しさや責任感が強い
これらはすべて、あなたの“強み”です。
問題は、その優しさが**「自分をすり減らす方向に働いてしまっている」**こと。
「気をつかって疲れた…」と感じるときは、
「よくがんばったね」と自分に言ってあげてください。
2. 「気をつかう」を“少しだけゆるめる”
常に気を張っていると、どんどん疲れが蓄積されていきます。
そこでおすすめなのが、「あえて気をつかわない場面」を意識的に作ること。
たとえば:
- 朝の挨拶だけはハキハキするが、雑談は無理しない
- 「やっておきましょうか?」の前に、一呼吸おく
- 週に1日は「指示がなければ黙々作業の日」と決める
小さな「ゆるみ」が、心の回復に大きく役立ちます。
3. 「気をつかわない人」とのバランスを思い出す
職場には、遠慮なく振る舞っても好かれている人もいます。
そういう人を見ると、「私ばかり…」と感じてしまうこともありますよね。
でもその差は、「性格の違い」でしかありません。
自分の丁寧さや配慮を大切にしながら、
“ほどよく手を抜く”自分も許していくことが、結果的にバランスの良い関係につながります。
4. 疲れを感じたら、「ちょっとだけ離れる」
それでも限界を感じたときは、ほんの少し距離をとることも大切です。
- 昼休みは一人で過ごす
- トイレに立ったついでに深呼吸
- 土日は職場のことを完全に忘れる
「気をつかいすぎる」人ほど、気をつかわなくていい時間を意識的につくることが必要なんです。
最後に:あなたは十分がんばっています
「気をつかう」ことが当たり前になっている人ほど、自分の疲れに気づくのが遅くなりがちです。
でも、本当はもう、かなりがんばっています。
無理に「図太く」なる必要はありません。
でも、「少しだけ自分を優先すること」は、あなたにも許されているんです。
その一歩が、心の余裕をつくり、あなた自身を守ってくれます。
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